人々が人生で何度か体験する事象というものは、その経験とノウハウが生きてくるため何度もミスしたり立ち止まったりしないものです。しかし逆に、人生で一度しか経験しないものはそこに辿り着くまでによほど調べてない限り初めての子とで、大きな障壁になる場合もあります。シニア世代になってからの住居に関しては、誰しもシニアになるのは初めてなので当事者になって初めて経験するハードルと言えるかもしれません。特に若い頃に上京して東京で暮らしてきて、いざ定年退職して年金暮らしになり賃貸料がきつくなって来た場合、そこからの対処が大変になります。

解決策は引っ越ししかないですが、そのタイミングで田舎に家があるパターンも少ないでしょうし、ずっと暮らしてきた東京で引き続き生活したいと考えるのも人情です。シニア世代で賃貸料の安いところへ引っ越ししようとすると、契約者になれないかもしれないという問題があります。不動産会社からすると仕方のない事ですが、いつ認知症になるか分からない人にお金の重要な契約をするのは憚られます。70歳になると、不動産会社の方でも息子か娘など子供世代に名前を出してもらうように言う事が多いようです。

これは保証人ではなく当事者の契約者名の話なので、いない場合は親戚や友人を頼らなければならず難しい人も多いでしょう。東京で安い賃貸料の物件を見付けるのもなかなか難しいところ、こういった別の要素でも頭を悩ませる事になるため、早めに進めるべきですがあまり周知されていません。

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